日本の野生バラ
日本の野生バラは『房咲き性』が特徴です。
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ノイバラ
バラ改良の基本種となっていて、現在の「ポリアンサ系」、「フロリバンダ系」のもとになっています。
品種: ロサ ムルティフローラ
和名: ノイバラ
英名: Rosa multiflora
原産: 日本、朝鮮、中国
系統: 原種(Sp)
ハマナス
深紅紫色で雄しべの黄色が特徴。強い芳香があります。ローズヒップがミニトマトくらいのサイズでとても美しいです。
本来は、深い赤紫なので、写真のような淡いピンクはロサ ルゴサ ‘ピンク’という突然変異したものに近いかもしれません。
品種: ロサ ルゴサ
和名: ハマナス
英名: Rosa rugosa
原産: 日本〜東北アジア
系統: 原種(Sp)
八重ハマナス
八重咲きのハマナスで、ハマナスの自然変異種と言われています。
品種: ロサ ルゴサ プレナ
和名: 八重ハマナス
英名: Rosa rugosa plena
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
テリハノイバラ
葉が照り輝くことからテリハノイバラと呼ばれています。
品種: ロサ ルキアエ ウィクライアーナ
和名: テリハノイバラ
英名: Rosa luciae wichuraiana
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
班入り テリハノイバラ
斑入りの葉がとても印象的です。
花は白い花がつくようですが、開花前だったので蕾を紹介しています。
葉の模様はハツユキカズラを思わせる雰囲気ですが、葉はハツユキカズラよりは小さくてやや細長い印象です。
品種: ロサ ルキアエ ウィクライアーナ ヴァリエガタ
和名: 班入り テリハノイバラ
英名: Rosa luciae wichuraiana variegata
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
ツクシイバラ
花びらがピンク色でハート型が特徴です。
6月中旬くらいからの遅咲きのようです。
品種: ロサ モルティフローラ アデノカエタ
和名: ツクシイバラ
英名: Rosa multiflora adenochaeta
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
タカネイバラ
花は薄ピンクまたは薄紫色で雄しべが濃い黄色が特徴です。6月〜7月頃に花が咲きます。
品種: ロサ ニッポネンシス
和名: タカネイバラ
英名: Rosa nipponensis
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
ヤマイバラ
花は白く花びらがハート型が特徴です。ローズヒップは直径1cmくらい。
品種: ロサ サンブキナ
和名: ヤマイバラ
英名: Rosa sambucina
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
フジイバラ
5月上旬に花はまだついていなかったので葉の雰囲気だけ記録に撮りました。
後日調べたところ花期は6月〜7月とのことで白い花が咲き、ローズヒップは紅色に熟すようです。
品種: ロサ フジサネンシス
和名: フジイバラ
英名: Rosa fujisanensis
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
ミヤコイバラ
花色は白でリンゴの花に似ている印象です。
花びらの先が凹んでいるのが特徴です。
蕾もたくさんついて房咲きの特性がよく出ています。
品種: ロサ パニクリゲラ
和名: ミヤコイバラ
英名: Rosa paniculigera
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
ショウノスケバラ
花の形、葉の形、咲き姿のどれをとってもバラとは気がつかない品種です。
葉も細長くて少し班入りでちいさなクロトンにも見えました。
品種: ロサ ムルティフローラ ワトソニアナ
和名: ショウノスケバラ
英名: Rosa multiflora watsoniana
原産: 日本
系統: 原種(Sp)
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どの品種も花付きや蕾がたくさん付いている様子から「房咲き性」という特徴を見ることができます。