アートが好きな方、お待たせしました。今日ご紹介するのは、『ガーデンミュージアム比叡』。フランス印象派の芸術と、季節ごとに変わる自然の美しさが融合した、まさに生きた美術館です。見どころが満載なので、3回に分けてご紹介します。
第1回の今回は、ガーデンミュージアム比叡の概要とプロヴァンスゲートからの3つのエリアをご紹介します。
ガーデンミュージアム比叡とは?
ガーデンミュージアム比叡は、京都市左京区に位置し、比叡山の山頂(標高約840m)に広がるこの美術館は、フランス印象派の画家たちが描いた作品をモチーフに、フランス人の庭園デザイナーによって設計されました。
フランス印象派のモネ、ルノワール、セザンヌなどの銅版画が庭園に展示されており、絵画の風景が季節の花々と風景に溶け込んで、訪れる人々を魅了します。
秋色の『プロヴァンスゲート』
プロヴァンスと聞くだけで、南仏の風が心地よく、ハーブの香りとともに漂ってくるようで気分が高まります。 私が訪れたのは、11月中旬でした。プロヴァンスゲートは、秋色に包まれて来園者を出迎えていました。
秋色のカラーパレットのようで、カラーコーディネートの参考にもなりますね!
狐の顔のようにも見えることから英語では「フォックスフェイス(Fox Face)」と呼ばれます。
季節のハーブガーデン『香りの庭』
プロヴァンスゲートを抜けると目の前に広がる『香りの庭』。 南フランスのプロヴァンス地方の丘をイメージしたという庭園には季節のハーブが咲き誇ります。
秋のハーブガーデンでは、サルビア・レウサンカ、サルビア・ガラニチカ (メドーセージ)やクレオメなどが見頃を迎えていました。
絵画の世界にタイムスリップ – 『プラタナス広場』
香りの庭を上がって行くと『プラタナス広場』です。 『プラタナス』とは樹木の名前で、この広場を象徴する存在感のある大木です。 プラタナスは、ギリシャ時代から並木として使われ世界四大街路樹の1つとしても知られており、迷彩柄が特徴です。
プラタナス広場から見上げると、迫力ある木々の姿と広がる青空が、目にも心にも爽快感を与えます。この高地の静けさと自然の豊かさが、訪れる人々に平穏と落ち着きをもたらします。
この広場では、ルノワールの《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》、モネの《テュイルリーの音楽会》、セザンヌの《サント・ヴィクトワール山》などの絵画が訪れる人々を出迎えてくれます。
絵画が美しい広場と一体化し、まるで絵画の時代にタイムスリップしたような感覚になります。
ご興味のある方は、以下のフォトギャラリーもスワイプしてお楽しみください。
終わりに
今回は、比叡山の頂に広がる『ガーデンミュージアム比叡』のプロヴァンスゲートから3つのエリアを歩きました。この美しい門をくぐると、モネやルノワールが愛した自然の美しさが目の前に広がります。四季折々の庭園は、訪れる人々をも絵画の世界へタイムスリップさせてくれます。
次回は、モネの世界 – 「睡蓮の庭」から巡ります。どうぞお楽しみに!
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ガーデンミュジアム比叡の基本情報
名称:ガーデンミュジアム比叡
公式URL:http://www.gmhiei.jp
住所:京都府京都市左京区修学院尺羅ケ谷四明ケ嶽4