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③つるバラの魅力 – 長居植物園のバラ園

この記事は、長居植物園のバラの魅力を紹介するシリーズの第3回目です。全4回のシリーズで、今回は様々な形に仕立てられたつるバラの魅力をご紹介します。

つるバラがどのようにして園内の景観を形成しているのか観察したいと思います。

壁面を彩るランブラー系のバラ

壁面いっぱいに咲いているのはランブラー系のつるバラです。
ランブラーは、「とりとめもなく伸びる」、「むやみに広がる」と表現されることがありますが、このタイプは「だらだら歩く」ことを意味する英語の「ramble」から名付けられています。その表現通り、横に広がる性質が特徴です。

エクセルサ(Excelsa)

エクセルサ(Excelsa)

ランブラー系は広がりを見せることで壁面を華やかに飾っています。

上に向かって伸びるクライミング系のつるバラ

対照的に、クライミング系のつるバラは「登る」を意味する「climb」にちなみ、上に向かって伸びていく性質です。

クライミング系は高さを利用して縦の空間を美しく演出しています。

オベリスクに優雅に仕立てられたつるバラ

つるバラのオベリスク仕立て

 つるバラのオベリスク仕立て

つるバラオベリスク仕立て

つるバラオベリスク仕立て

つるバラのアーチ

つるバラのアーチ仕立て

つるバラのアーチ仕立て

つるバラのフェンス仕立て

つるバラのフェンス仕立て

バラ園正面奥の白いフェンスには、つるバラがカラフルに仕立てられています。

フェンスの中央には、世界バラ会議*1で殿堂入りに選出された赤い『カクテル』とその隣にピンクの「アンジェラ」。個人的な感想ですが、アンジェラはどこの庭園に行っても花付きが抜群にいい印象です。

*1 世界バラ会議とは – 約40か国が加盟する3年に1回開催されるバラの会議。
『殿堂入りバラ』について詳しくは以下の記事もご参照ください。

長居植物園 - バラ園(Nagai Botanical Garden - Rose Garden)

長居植物園 – バラ園(Nagai Botanical Garden – Rose Garden)

その他にはつるマリア・カラス、つるピース、つるプリンセス・ミチコなどが白いフェンスを彩っています。

「つる〇〇」という名前がついているものは、つる性ではない違う系統のものが突然変異してつる性になったものらしいよ。

何気にこのつるバラのフェンス裏を覗いてみると。。。

バラ園の外側にもこんなきれいな景色が広がっていました。
フェンスの裏面を飾るつるバラとシロツメクサやオルレイヤ、キャットミント、ジギタリスなどがバラ園を囲むように咲いていました。

さらにその手前は、『ジャーマンアイリス園』になっていて、次の出番を待っているかのように咲く準備をしていました。

ヤシの木を利用したつるバラのガーランド

広大な敷地にある長居植物園ならではのもう一つの特徴が大きなヤシの木。

このヤシの木は『ワシントンヤシ』という種類で、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントン(George Washington)に由来しているのだそうです。生育環境が良ければ25mにもに成長すると言われています。

正面から見たヤシの木

正面から見たヤシの木

その巨大なヤシの木にガーランド状に仕立てられたつるバラは、教会ウェディングの座席装飾のように、見事な華やかさを放っています。

ヤシの木に仕立てたバラ(Rose with Palm tree)

ヤシの木に仕立てたバラ(Rose with Palm tree)

ガーランドとは、花や植物を紐状のものに巻き付けた飾りのことだよ

下の画像は別のアングルからの見た景色です。画面中央を横切る花姿は見事です。

ヤシの木のガーランド

ヤシの木のガーランド

ヤシの木のガーランド

ヤシの木のガーランド

バラを大きなヤシの木にガーランド仕立てにした景色は、長居植物園のバラ園ならではの光景と言えるでしょう。

その他のつるバラの仕立て

スタンダード仕立て

スタンダード仕立て

まだまだ伝えきれていない魅力がたくさんある長居植物園のバラ園。また次回の更新もお楽しみに。
ガーデン巡りの参考になれば幸いです。

Yuko

Yuko

『お部屋で楽しむイングリッシュガーデン』をコンセプトにフラワーギフトを制作しています。 様々な事情でお庭が持てない方々でも楽しめるようなサイトづくり、空間づくりを目指しています。

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