昨日は天気がとても良かったので、今旬の梅を見に大阪城まで足を伸ばしてみました。
大阪城で出会った魅力あふれる季節の花々をご紹介します。
大阪城公園の梅林
大阪城公園の内濠、約1.7haの広さに105種、1,270本の梅が植えられています。
今年は、海外からも多くの訪問者が足を運んでいました。梅の木の前で、それぞれが思い思いのポーズを取りながら、この春の一瞬を心から楽しんでいる様子が印象的でした。
今回は、私が気になった梅5種をピックアップしてご紹介します。
Contents
大阪府の梅の標本木「白加賀(しらかが)」
まず、最初にご紹介するのは、「白加賀(しらかが)」。梅らしい梅という感じですね。
これは、大阪府の梅の標本木だそうです。
標本木とは、気象庁が開花宣言の指標にする木のことだね。
桜の開花宣言ではよく聞くけど、梅の木でも標本木があるんだね。
ちなみに、大阪の桜の標本木も大阪城公園「西の丸庭園」にあります。
枝や萼が緑色の緑萼(りょくがく)
その名の通り、萼(がく)や枝が緑色の「緑萼(りょくがく)」。鶯色のような茶色がかった緑が独特な雰囲気を醸し出していました。
後ろ姿も可愛らしいです。
枝や萼が赤ピンク色の「豊後梅(ぶんごうめ)」
緑萼とは対照的に、豊後梅(ぶんごうめ)は、鮮やかな紅梅色の枝が魅力的でした。この深みのある紅梅色は、春の訪れを象徴する梅の中でもひと際目を引く美しさを放っていました。
日本の梅の中で一番大きな花をつける品種「武蔵野(むさしの)」
公園の銘板によると、この武蔵野という品種は、日本の梅の中で一番大きなをつける品種だそうです。大きなものでは、花径が5cmにも。
今回、写真には収めることが出来なかったのですが、この梅林内で見られる一番小さなものは、「米良(メラ)」という品種だそうです。
もし訪れる機会がある方は、ぜひチェックしてみてください。
名前が素敵な梅 -「道知辺(みちしるべ)」
次にご紹介するのは、「道知辺(みちしるべ)」という品種です。個人的に、この名前の響きにとても魅力を感じます。
この梅の特徴は、芳香が強く、夜間でさえもその香りを頼りに梅の位置を知ることができることから、この名前がつけられたのだそうです。この漢字の意味からも「どの辺りの道にいるか知ることができる」と解釈できますね♪
梅の足元には季節の花 日本水仙
梅林の魅力をさらに引き立てていたのが、梅の足元に植えられた日本水仙です。
大阪城の梅と野鳥たち
大阪城公園は、野鳥の観察にも最適な場所です。
緑が豊富なので、普段見かけない鳥に出会うことができました。自然とのつながりを深く感じさせてくれます。
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もう一種ご紹介したいのは、シジュウカラです。この小さな鳥は、梅林の少し外れにいましたが、その美しい鳴き声がとても印象的でした。
空を見上げると、背の高い木のてっぺんに小さく姿を現していました。どんな鳥かはその時は分かりませんでしたが、その美しい姿を写真に収めるために、思わずシャッターを切りました。
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とにかく木が高くてなかなかピントを合わせることができませんでしたが、何とか撮った画像を拡大してみると、こんな可愛い姿を確認することができました♪
シジュウカラに出会ったのは、初めてでしたが後日調べてみるとこの鳥は留鳥の代表的存在と知りました。実は身近にいるのに、私が気づいていなかっただけだったみたいです。
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このように私たちは、美しいものに囲まれているのに、気づいていないことが他にもたくさんあるんだろうな、ということに気がつきました。
これを機に、いつもの散歩道でもシジュウカラに出会えるか耳を澄ましてみたいと思います。
( この鳥は耳をすまさなくても結構なボリュームで鳴いていたので、次回身近にいたらすぐ気づけそうです。)
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毎年選ばれる今年の梅
毎年大阪城公園では、「今年の梅」が選定されています。
2024年の梅は、「白滝枝垂れ(しらたきしだれ)」でした。
枝垂れ梅で、白梅が滝のように流れて見えることからこの名がついたようです。
今回は綺麗な画像を残すことはできませんでしたが、これから訪れる方はぜひご覧になってください。
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梅の名所として知られる魅力あふれる大阪城の梅林から、季節の花々をお届けしました。大阪城公園の美しい梅林と、そこに集う野鳥たちの魅力を感じていただけたら幸いです。
大阪城公園の基本情報
施設名 :大阪城 梅林
公式URL:https://www.osakacastlepark.jp/flower/
住所 :大阪府大阪市中央区大阪城2