先日訪れた堺市の浜寺公園にあるばら庭園。今日は、春から初夏にかけてのこの季節ならではの景色と、庭園の見どころをお届けします。
Contents
浜寺公園について
浜寺公園は、大阪府堺市西区に位置する日本最古級の公園で、2023年に150周年を迎えました。約4,000本の美しい松林が広がり、『日本名松100選』にも選ばれています。バラ園をはじめ、遊具、バーベキューエリア、スポーツ施設が充実しており、家族連れや観光客に人気の憩いの場です。また、浜寺公園旧駅舎など歴史的建造物も見どころの一つです。
浜寺公園のばら庭園について
浜寺公園のばら庭園は、日本庭園風の独特な設計が施されており、全国的にも珍しい趣を持つ庭園として知られています。広大な敷地内は、「海辺の景」「山の景」「山間の景」「里の景」「湖沼・水路の景」「まちの景」といった6つのテーマで構成され、それぞれが異なる自然の美しさを表現しています。
今回は、浜寺公園のばら庭園を彩る6つのテーマの中から、「まちの景」をご紹介します。
「まちの景」の見どころ
「まちの景」は、ヨーロッパの庭園をイメージしたエリアで、異国情緒あふれる雰囲気が魅力的なゾーンです。このエリアには、訪れる人を惹きつけるユニークなデザインや見どころが随所に見られます。ここでは、その特徴的な風景をいくつかご紹介します。
扇形のスクリーン仕立てのバラ
真っ先に目を引くのは、庭園の周りを囲むように設置された深緑の扇形のスクリーンに仕立てられたつるバラです。ヨーロッパ庭園のイメージに、扇という和の要素が取り入れられたことで、独特の雰囲気を作り出しています。
ポールやタワー仕立てのバラ
中央口から入ると、両脇には扇と同じ緑で統一された支柱や、大きな三角錐のタワーが並び、それぞれにつるバラが見事に仕立てられています。この三角錐のタワー群も浜寺公園ならではの見どころで、庭園に立体感を与えています。
バラの足元へのこだわり
いろいろなバラ園を巡っていますが、特に印象的だったのが、浜寺公園のバラ庭園に見られるバラの足元へのこだわりです。
バラの足元には、シルバーリーフやカラーリーフのヒューケラ、さらに様々な宿根草が植えられており、それらが良いアクセントになっています。
華やかなバラの花だけでなく、足元を彩る葉や草花が、庭園全体の美しさをより一層引き立てているのを感じました。
さらに、こちらのバラの足元には、サルビアなどの宿根草も咲き誇っており、鮮やかなバラに寄り添うように咲く姿が印象的です。
宿根草たちは、庭園全体にさまざまな表情を添え、来園者の目を楽しませてくれます。
ヨーロッパ風の風景
こちらは、ヨーロッパ風の納屋を背景にバラを撮影してみました。まるで絵本の中に登場しそうな、可愛らしい雰囲気の風景が広がっています。
こちらには青いバラが描かれた美しい陶板が設置されており、白いバラに囲まれてヨーロッパ庭園の雰囲気を一層引き立てていました。
お気に入りピックアップ
最後に特に印象に残ったお気に入りをいくつかピックアップしてご紹介します。
レディ・オブ・ハマデラ
浜寺公園にちなんだ名前を持つ一重咲きの可憐なバラで、どこか「デンティベス」を思わせるような愛らしさが魅力です。
ベイシーズ・パープル・ローズ
深い赤紫色が上品な一重咲きのバラ。黄金色のしべとのコントラストが目を引きます。
レディ・ゴディバ
可愛らしい花姿が特徴のつるバラで、庭園に軽やかな雰囲気を添えています。
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魅力が詰まった浜寺公園のばら庭園。次回は、バラの魅力を別の視点からご紹介できればと思います。ぜひお楽しみに!
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浜寺公園ばら庭園の基本情報
施設名 : 浜寺公園ばら庭園
住所 : 大阪府堺市西区浜寺公園町
公式URL:https://hamadera.osaka-park.or.jp/facility/rose-garden/
詳細は上記URLにて最新情報をご確認ください。