日本では、お正月を過ぎた頃から沖縄のカンヒザクラ(寒緋桜)が一番乗りで咲き始め、2月になると次に春の訪れを告げるのがカワヅザクラ(河津桜)です。
今年、2024年はすでに咲き始めていて、ニュースによると2月17日頃が見頃になるそうです。(2024年2月10日現在)
ピンク色の早咲きで知られるカワヅザクラ
ソメイヨシノ(染井吉野)より一足先に咲くピンク色のカワヅザクラ。静岡県河津町で開かれる『河津桜まつり』は菜の花とカワヅザクラが一緒に見られることでも知られており、人気の春のお花見スポットの一つです。
東京に住んでいた頃は、この季節になると友人とカワヅザクラを見にバスツアーに出かけ、お花に団子に、つるし雛と楽しんだのを思い出します。菜の花との共演も見どころで知られています。
カワヅザクラ(河津桜)のルーツ
カワヅザクラは、オオシマザクラ(大島桜)とカンヒザクラ(寒緋桜)の自然交配種と推定されています。今回はカワヅザクラの両親と言われる2つの桜をご紹介したいと思います。
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これらのサクラの特徴を知ると、オオシマザクラの大ぶりな花姿とカンヒザクラからのピンク色と早咲き性という特徴をカワヅザクラが受け継いでいるのがよくわかります。