私たちは自然から多くを学びます。本記事は、過去に訪れた魅力的な「松江イングリッシュガーデン」から学んだ「イングリッシュガーデンの様式とデザインについて」のまとめ記事です。
イングリッシュガーデンとは
イギリスが生んだ「イングリッシュガーデン」とは、自然の美しさを生かした伝統的な庭園スタイルです。このスタイルは、イギリス国内はもちろん、世界中で愛されています。
日本の家庭で見られる「コテージガーデン」や「ナチュラルガーデン」はその一例です。ここでは、もっと大きな規模の庭園のデザインにフォーカスを当てて、その魅力を学びます。
Contents
松江イングリッシュガーデンについて
松江イングリッシュガーデンは、島根県松江市の穴道湖北岸に面した場所にあります。
※2019年に松江市から民間の結婚式場に売却され、現在はイングリッシュガーデンのみの一般公開はされていません。(2023年8月現在)
松江イングリッシュガーデンの特徴と魅力
松江イングリッシュガーデンは、約10,000㎡の敷地にイギリス出身の造園デザイナーとして知られるキース・ゴッド(Keith Gott)氏が監修した本格的なイングリッシュガーデンが魅力です。
イングリッシュガーデンの庭園様式について
松江イングリッシュガーデンの1番の特徴は、『インフォーマル(非整形式)ガーデン』と、対する人工的な『フォーマル(整形式)ガーデン』を併せてみることができることです。
では、松江イングリッシュガーデンから学んだそれぞれの庭園様式の特徴と魅力を以下に紹介します。
自然の風景を模倣した風景式庭園(インフォーマルガーデン)
風景式庭園(インフォーマルガーデン) 風景式庭園といえば、「インフォーマルガーデン」や「ランドスケープガーデンとも呼ばれ、自然の風景を模倣したデザインが特徴です。幾何学模様が特徴的な整形式庭園(フォーマルガーデン)とは対照的に、風景式庭園は曲がりくねった道(曲線)を生かしてデザインされ...
幾何学模様が特徴の整形式庭園(フォーマルガーデン)
整形式庭園(フォーマルガーデン) 整形式庭園はフォーマルガーデンとも呼ばれ、ヨーロッパのお城などに見る庭園様式です。対称性と秩序の整形式庭園 この様式は、中世以降にヨーロッパで発達した様式で、長方形や正方形、円形などを基本に幾何学的なパターンや対称的なデザインを基本としています。...
松江イングリッシュガーデンに学ぶ庭園デザインについて
次に紹介するのは、松江イングリッシュガーデンに学んだ『庭園デザイン』についてです。
アーツアンドクラフツの要素を取り入れた庭園デザイン
19世紀後半にイギリスで花開いたアーツ・アンド・クラフツ運動は、工業化の波に対する芸術的な反発として始まりました。 この運動は庭園デザインにも影響を与え、「アーツ・アンド・クラフツガーデン」は自然との調和を重んじるその精神を体現しています。今回は、この独特なガーデンスタイルの背景と特色を学...
ガーデンの基本情報
※2019年4月に松江市から民間に売却され、現在(2023年8月時点)は結婚式場としてリニューアルされています。
イングリッシュガーデンのみの一般公開はされておらず、式場と併設するレストランは利用可能ですが、最新情報を確認されるのをお勧めします。
追記:2022年11月にレストラン利用で訪れた際は、結婚式用の撮影が行われていたため、残念ながらガーデン見学はできませんでした。
施設名 :松江イングリッシュガーデン(2019年閉園)
公式URL:該当なし
住所 :島根県松江市西浜佐陀町330-1