この記事は、全4回に分けて長居植物園のバラ園について紹介している2回目の記事です。
長居植物園のバラ園と言えば、様々なスタイルに仕立てられたつるバラが春の見どころの一つです。
また、つる性植物の女王で知られるクレマチスとのコラボレーションは絵本の世界に迷い込んだような気持ちになります。
春はつるバラが一気に咲くシーズン
バラには、一季咲きや四季咲き、返り咲きなどの性質を持つ種類があります。
春は一季咲きのつるバラたちが見事に咲き誇り、四季咲きのバラとの共演によって、春にしか見れない特別な光景を作り出します。
つるバラとは?
つるバラには「クライマー(Climber)」と「ランブラー(Rambler)」と呼ばれるものがあります。
つるバラの咲き方を表す表現で、クライマーが上に向かって伸びるのに対して、ランブラーは初めは上向きに伸び、しだいに横に広がっていくイメージです。
英語でも『Climb』は登る、這いあがるという意味で「上方向」へ向かうのに対して、『Ramble』はだらだら遠くまで歩く、という意味で「横方向」に伸びていくことに通じるね。
絵本の世界のようなバラとクレマチスの回廊
春の長居植物園バラ園のおすすめスポットは、バラとクレマチスのパーゴラの回廊です。そこはまるで絵本の世界に迷い込んだかのような光景です。
優雅な花々が広がるこの幻想的な空間は、訪れる人々を魅了します。
クライミング系では、世界バラ会議で殿堂入りした淡いピンクのニュードーンをはじめ色鮮やかなピンクのパレードと対比して美しいコントラストを作っていました。
どこを切り取っても絵になるバラとクレマチスの回廊は必見です。
鮮やかな色彩が煌めき、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような庭園で非日常を味わえます。
種類が豊富なつる植物の女王クレマチス
バラのコンパニオンプランツとして定番と言われる植物はいろいろありますが、『つる植物の女王』で知られるクレマチスはその代表格の1つ。
クレマチスの花は、豊富な色彩と優雅な形状を持ち、バラとのコンビネーションで美しい対比を生み出しています。
長居植物園のバラの人気はもちろんですが、クレマチスの豊富な品種や種類に対する人気の声も、すれ違う来園者たちから聞こえてきました。
次回は、いろいろな形に仕立てられたつるバラたちを紹介します。
ガーデンの基本情報
施設名 : 長居植物園(バラ園)
公式URL: https://botanical-garden.nagai-park.jp
営業時間: 3月〜10月 9:30-17:00; 11月〜2月 9:30-16:30
休園日 : 月曜日(休日の場合は翌平日)・年末年始(12月28日〜1月4日)
駐車場 : あり(有料)
住所 : 大阪市東住吉区長居公園1-23