今日はスキルアップのレッスンで、アーティフィシャルフラワーのブーケを制作しました。
用意された花材からアイデアを練り、デザインを考えていきます。最近はナチュラルで植生的なアレンジメントが主流ですが、今回はあえてクラシカルなヴィクトリアン・ポージーブーケに挑戦。格式の中に、自然な柔らかさが感じられるような仕上がりを目指しました。
植生的なアレンジメントとは、植物が庭に自然に咲いているようにアレンジすることだよ。
ヴィクトリアン・ポージーブーケの特徴
ヴィクトリアン・ポージーブーケは、イギリスの伝統的なラウンド型のブーケでヴィクトリア朝時代に流行したんだよ。
古くから愛されてきたこのスタイルは、中心にバラを据え、外側に異なる花材や葉を同心円状に束ねたハンドタイドブーケ(手で束ねるブーケ)で、格式と優雅さを備えたフォルムが特徴です。
ヴィクトリア朝時代は、現代のように豊富な花材が揃っていなかったため、主にバラ、ヒヤシンス、ヤグルマギクなどが使用されていたそうです。
今回の使用花材
今回のヴィクトリアン・ポージーブーケに使用した主な花材を紹介します。
ホワイトローズ
中心に据えた白のオールドローズが、ヴィクトリア時代の優雅さを再現。ロマンティックで洗練された雰囲気を添えています。
クリスマスローズ
淡いグリーンとピンクのクリスマスローズの花びらが柔らかさをプラス。少しうつむいた姿が控えめで上品です。
豊かなグリーンの葉物
イングリッシュガーデンのような多種多様な植物が重なり合うことで、ブーケに立体感と奥行きを持たせました。
伝統と自然の調和
個性的なデザインが特徴のヴィクトリアン・ポージーブーケですが、伝統的な規律を保ちながらも、ナチュラルな雰囲気を感じさせる仕上がりにしました。
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Azure Gardenのヴィクトリアン・ポージーブーケに漂う、伝統と自然との調和を少しでも感じて頂けると幸いです。