冬の花のサザンカ。和の花暦では、雪景色とともに12月を飾り風情がある花です。
赤の花が可憐なサザンカ
11月〜4月にかけて見られる赤や白の花で花期が長く、桜の頃まで咲くので、公園や街路樹でもよく見かける花木です。
この写真は、春に近所の公園で桜をバックに撮りました。
山茶始開(つばきはじめてひらく)とは
「山茶始開」とは日本の季節の暦からの言葉で、七十二侯を表す時候の一つです。
ツバキではなく、実はサザンカの花がさくころのこと
山茶始開
– 七十二侯《立冬初候 11月7日〜11日ごろ》引用:井上象英,「日本の四季と花鳥風月を愛でる 365日、暮らしのこよみ」, 株式会社 学研プラス, 2021.2.9
散り姿が美しいサザンカ
ツバキとよく似ているサザンカですが、ツバキは花首から落ちるのに対して、サザンカは花びらが散るように落ちます。
日本の文化は、長い歴史と自然への深い尊敬から育まれてきました。
「山茶始開(つばきはじめてひらく)」は、植物から学ぶ日本の文化を象徴する和暦であり、季節の変化を通じて豊かさや感受性を表現しています。
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今朝、何気に花暦のカレンダーを見たら、サザンカの花言葉「困難に打ち勝つ」に合わせて「1年の頑張りを称えよう」と書かれていました。
年末までもう一踏ん張りですね。寒さに負けずに頑張りましょう。
サザンカの基本情報
花名:サザンカ(山茶花)
科名:ツバキ科
属名:ツバキ属
別名:
学名:Camellia sasanqua
英名:Sasanqua camellia
花期:10月~1月
花色:白/赤/桃
花言葉::困難に打ち勝つ、無垢(白)、謙譲(赤)
サザンカの仲間
- アザレアツバキ
- エリナカスケード
- オトメツバキ
- ツバキ
- イジュ
- タイワンツバキ
- ヒコサンヒメシャラ