カクトラノオ
6月〜9月にかけて見られるピンク色の夏から秋の花です。
カクトラノオの特徴
ピンクの小花が密集した花穂が特徴です。
英語では「obedient plant(従順な植物)」と言われます。
その呼び名を知った時、下から規則正しく、きちんと整列して咲く花姿に由来するものだとずっと思っていたのですが、いろいろと調べるうちに違う意味があることを知りました。
この名前の由来は、植物そのものの性質から来てるよ。カクトラノオは1mくらいまで背丈が伸びる植物なんだけど、それを倒すと、その方向に倒れたまま起き上がってこないということから「従順な植物」と呼ばれているそうだよ。
カクトラノオは蝶を呼ぶ花
カクトラノオは、蝶を呼ぶ花としても知られており、私の近所のバタフライガーデンにも植えられていて蝶々を誘っています。
薄紫やピンクの花は蝶に好かれる色で知られています。
どんな蝶が来るの?
キアゲハ、ミドリヒョウモン、アオバセセリが飛んでくるようです。
ちなみに後者2種はまだ見たことがないのでいつか見たいと思って観察を継続しています。
カクトラノオの基本情報
花名:カクトラノオ(角虎の尾)
科名:シソ科
属名:ハナトラノオ属
別名:ハナトラノオ(花虎の尾)、フィソステギア
学名:Physostegia virginiana
英名:False dragonhead, Obedient plant
花期:6月~9月
花色:白、ピンク
花言葉:達成
カクトラノオの仲間
- クサギ
- ゲンペイカズラ
- アジュガ
- パゴダフラワー
- サルビア
参考:『花しらべ花認識/花検索』アプリ
Obedient plant, Merrian Webster, 2023.09
「蝶が来る庭 バタフライガーデンのすすめ」 海野和夫 2021.4.21 草思社