ルピナス
4〜6月にかけて見られる夏の花です。
ルピナスの特徴
長くスッと伸びた美しい花穂が特徴です。これらの花穂は豪華で密集しており、一つ一つの花が鮮やかな色と独自の形状を持っています。
ルピナスの花は、フジに似た花が上に向かって咲く様子から、別名「ノボリフジ(昇り藤)」とも呼ばれています。
イングリッシュガーデンの定番
イングリッシュガーデンのボーダーでよく使われる花です。
品種によっては、大小様々、色も豊富なので、主役にも脇役にも利用されています。
毎年5月にイギリスで開催されるチェルシーフラワーショーなどのショーガーデンでも、定番で存在感を発揮している植物の一つだと思います。
団扇のような葉っぱ
ルピナスは、葉も魅力的です。
団扇のような葉の形から、別名「ハウチワマメ(葉団扇豆)」と呼ばれることもあります。
葉の成長過程も表情豊かで鑑賞価値が高い植物だと思います。
切り花として、花後の楽しみ方(SDG’s)
近所の公園で定期的に花壇の手入れのボランティア活動をしています。
ある日、花壇の入れ替えのため、元気に咲いているルピナスを処分すると聞きました。かわいそうになり両腕に抱えるくらいのルピナスを家に持ち帰ったことがありました。
花穂が豪華なので、シンプルなガラスの花器でも部屋が一気に華やかになりました。
花後にたくさんの花が散ることを予想していましたが、案の定、散り姿は見応えがありました。
ただ、その落ちた花はまだまだ色鮮やかなままで、このまま処分するのも可哀そうと思っていると、あるアイディアが閃きました!
花は落ちてしまったけど、綺麗な色だしドライフラワーにしても楽しめそう。
特に色鮮やかなピンクやパープルの花は、自然乾燥させても美しい色を保ち、そのままドライフラワーとして楽しむことができました。
可愛らしい小瓶に詰めれば、花後もその色の変化を楽しむことができると思います。
これは、以前、ベランダの庭の花がまだ元気だった頃に手入れで摘んだ花たち。枯れても色が綺麗なものを小物入れのケースに入れてみたら色とりどりで楽しめました。
個人でもできるSDG’sの取り組みと、日常に自然の美しさ取り入れることができるアイディアをご紹介しました。
ルピナスの基本情報
花名:ルピナス
科名:マメ科
属名:ルピナス属
別名:ノボリフジ(昇り藤)、ハウチワマメ(葉団扇豆)
学名:Lupinus spp.
英名:Lupine, Lupins
花期:4月~6月
花色:白、紫、青、黄、ピンク、赤、オレンジ
花言葉: 空想、貧欲
ルピナスの仲間
- クサフジ
- ソラマメ
- キングサリ
- シロツメグサ
- スイートピー
- デイゴ
- ネムノキ
- ハーデンベルギア
- ハギ
- ヒネム
- ホウオウボク
参考:『花しらべ花認識/花検索』アプリ