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カンザン(関山)

八重咲きのピンクの花が豪華なカンザン

3月〜4月にかけて見られるピンク色のサクラです。
栽培品種で、八重咲きの代表品種です。

カンザンの特徴

国内で見られる桜でもソメイヨシノやシダレザクラなどとも並ぶ代表的な桜です。
その特徴をいくつか紹介します。

カンザン(Kanzan)

カンザン(Kanzan)

豪華な咲き姿

カンザンと言えば、やはりこの豪華な咲き姿が一番の特徴です。
淡いピンク色の八重咲きで、可愛らしいボンボンのように咲くのが特徴です。

カンザン(Kanzan)

カンザン(Kanzan)

カンザン(Kanzan)

カンザン(Kanzan)

遅咲きで花期が長い

大阪市内の桜を観察していますが、遅咲きソメイヨシノが葉がつき始めたころに新葉がつくイメージです。
地域や天候にもよると思いますが、咲きはじめてから2週間くらいは咲いていると思います。

葉桜になったソメイヨシノとカンザン(背景)

葉桜になったソメイヨシノとカンザン(背景)

新葉は赤みが強い

カンザンの新葉は赤みが強いのも特徴です。

カンザン(Kanzan)

カンザン(Kanzan)

満開になる頃には緑色になりますが、葉の裏側はうっすら赤みが残っています。

カンザンの葉

カンザンの葉

カンザンは、その薄いピンク、赤茶、緑が他の桜とは異なった趣を持っています。

細くて曲がりくねった枝

枝は細く曲がりくねっていて、そのうねりの先にたくさんのボンボンのような花をつけています。

カンザンの曲がりくねった枝

カンザンの曲がりくねった枝

カンザン

カンザン

長く伸びた雄しべ

雄しべは白から紅色で長く伸びるのが特徴(約6mm)。近年では似たような栽培品種が出ているためこの雄しべが識別ポイントの1つだそうです。

カンザン(Kanzan)

カンザン(Kanzan)

参考までに似た品種:『コウカ』、エド系の『ヤエベニトラノオ』など。

散り際と散り姿

私の住んでいる大阪では4月中旬を過ぎた頃から散り始めていました。(この様子でまだ散り始めでした)

カンザンの散り際(Kanzan)

カンザンの散り際(Kanzan)

カンザンの散り姿(Kanzan)

カンザンの散り姿(Kanzan)

カンザンの利用

開きかけの花は「桜の塩づけ」や「桜湯」に利用されています。

サクラの塩漬け

サクラの塩漬け

出典: gontabunta / Adobe Stock
塩漬けは和菓子や桜あんぱんにのせたり、桜まんじゅうの生地に練り込んで利用されています。
桜湯は、桜の塩漬けをお湯に浮かべたもので、縁起がよいとされています。
カンザン(Kanzan)

カンザン(Kanzan)

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カンザンの基本情報

花名:カンザン(関山)
科名:バラ科
属名:サクラ属
別名:セキヤマ
学名:Prunus ‘Sekiyama’
英名:Kanzan, Sekiyama, Double-flowered cherry
花期:3月~4月
花色:白、ピンク
花言葉:

サクラの仲間

  • カンザクラ
  • カンヒザクラ
  • ソメイヨシノ
  • ヤエザクラ

参考:『サクラハンドブック』大原隆明 文一総合出版 2009.3.1

Yuko

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