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うつむくような花姿が魅力のクリスマスローズ
うつむくような姿で咲くクリスマスローズ。何かを内に秘めているような、そんな魅力があります。冬から春にかけて咲くこの花は、寒い季節に彩りを添えます。
クリスマスローズの由来
クリスマスローズはヘレボルス属の一種「ニゲル」という品種が12月に花を咲かせることから、クリスマスに咲くバラのような花という意味で名付けられました。ニゲル以外の品種は、2月から5月にかけて花を咲かせます。
茶席にも似合うクリスマスローズ
クリスマスローズはうつむき加減のその花姿に風情があるため、茶席に似合う「茶花(ちゃばな)」として茶室の床(とこ)にもよく似合います。茶花としての和名は「初雪おこし」。その他にも、咲く季節によって「寒芍薬(かんしゃくやく)」「八手花笠(やつではながさ)」などと呼ばれています。
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ヤツデ(八手)の葉に似たクリスマスローズの葉。
ヤツデハナガサと呼ばれるように、うつむき加減に咲く姿が「花笠」に見えますね。沖縄の琉球舞踊でかぶる花笠にも形がよく似ています。
次世代クリスマスローズ
「氷の薔薇 Ice N’ Rose」という品種は、ニゲル種とガーデンハイブリッドを交配した次世代のクリスマスローズで、人気があります。
「氷」と名付けられた通り、雪や氷の下でも美しく咲くのが特徴です。
我が家にも3年前に一目惚れして購入した「ホワイト」が今年も元気よく咲いています。ホワイトの他にも「レッド」と「ローズ」の3色で展開されています。
クリスマスローズは和洋どちらの空間にも合う花です。
クリスマスローズの丘
滋賀県の「水性植物公園みずの森」で見たクリスマスローズが咲き誇る景色が忘れられません。目の前に広がる景色を「クリスマスローズの丘」と名付けて記憶に残しています。
一重咲き、八重咲き、セミダブルと種類も豊富なクリスマスローズの景色は、訪れる価値があります。お近くの方はぜひ一度訪れてみてください。
クリスマスローズの基本情報
花名:クリスマスローズ
科名:キンポウゲ科
属名:ヘレボルス属
別名:ヘレボルス、レンテンローズ、 カンシャクヤク(寒芍薬)
学名:Helleborus
英名:Hellebore, Christmas rose
花期:12月~5月
クリスマスローズの仲間
- アネモネ
- クレマチス
- ニゲラ
- ラナンキュラス
など